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「伊賀寿太郎」の読み

伊賀寿太郎の姓名の区切りは、伊賀|寿太郎か、伊賀寿|太郎か。 歴史物語の『前太平記』では「伊賀寿」と略称してるから、これが姓の可能性がある。 鶴屋南北の『四天王櫓礎』では、ト書きに「寿太郎」とも「伊賀寿」ともあって決めかねる。登場人物の台詞で…

相合傘小史

「パリの相合傘は19世紀前半からか」と前のエントリーで書いた。では、日本はいつごろからか。 だんとつに早い例は次のもの。ただし、これが相合傘のことならばだが。 君と我、南東の相傘で、逢はで浮き名の立つ身よの - 小野恭靖「『隆達節歌謡』全歌集」 …

女と同じ、ばかな奴らだ。

秀吉死す──。伏見城から流れだした知らせに接して、豊臣秀吉晩年の悪政に苦しんでいた民のあいだに歓声が広がっていく。太閤の死を見とどけた徳川家康は、ひとり城頭にのぼってその声を聞く。 家康は、よろこびにどよめく暗い下界を見わたして、苦っぽく笑っ…

歴史を個人のドラマに置き換えること

明智光秀の母さつきは、主君織田信長を討った息子の非道を恥じて館を捨て、尼ケ崎の庵室にこもっている。 そこに旅の僧をよそおった羽柴秀吉がたずねてきて、一夜の宿を乞う。 その秀吉を光秀が追ってくる。秀吉が風呂に入ったのを察して光秀が風呂場に槍を…