『今昔物語』の良門

平将門の遺児とされ江戸の芝居や小説で活躍する平良門(よしかど)はいつごろから知られた人物か。

今は昔、陸奥の国の国府に小松寺という寺あり。中ごろ一人の沙弥ありてその寺に住す。名をば蔵念という。これは平の将門が孫、良門が子なり。
──『今昔物語集』巻第十七第八話

Wikipediaの記事によれば、『今昔物語集』の成立は12世紀かとのこと、ただし同書が他の資料に見られるのは15世紀中頃からという。