2017-04-01から1ヶ月間の記事一覧

二世澤村四郎五郎メモ

鶴屋南北『戻橋背御摂(もどりばしせなにごひいき)』の冒頭、瀧夜叉役で出た澤村四郎五郎の台詞。 いささか望みあるゆえに、向かい町からはるばると忍び今度の顔見世に出世のツルとものした剣、うぬらに渡していいものか。邪魔だてせずとすみやかに、道おッ…

頼光四天王は境界の守護神

源頼光に従った「四天王」、渡辺綱(わたなべのつな)、卜部季武(うらべのすえたけ)、坂田公時(さかたのきんとき)、碓井貞光(うすいのさだみつ)は、土地の境界あるいは現世と異界の境界の守護神的な人物という説。以下、齋藤慎一『中世を道から読む』…